人のことを考えて行動するって大変ですよね。
よかれと思ってやったことが、ぜんぜん見当違いだったりすると、申し訳ない気持ちになりますし。
もし、うまくいっちゃったときは、次もうまくいくんじゃないかっていう期待の目を向けられますよね。
前任者がすごいできる人で、求められている成果以上のことをやっていたとします。
後任になったあなたがそれを知らず、求められている成果を出したら、どうなると思いますか?
そうです、評価されないんですよ。
結果だけを比べると、前任者のほうがたくさんやってくれてますからね。
後任のあなたの成果が少なく見えてしまうのです。
でも、あなたからすると、求められた通りの成果を出しているんですよね。
それなのに、評価されないことになってしまうのは嫌ですよね。
思いやりを持った行動をしたほうがいい場面と、思いやりではなく契約や決めごとに従った行動をしたほうがいい場面とがありますよね。
あなたが今直面しているのは、思いやりを持った行動をしたほうがいい場面ですか?
未来のことも考えて、判断してみてくださいね。
あ、そうそう。
「やりがい」や「あなたのためになるから」っていう言葉で、あなたのルールを曲げることも、人のことを考えた行動ですよ。
やりがい搾取、なんて言葉もありますよね。
あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。
- 作者:日野 瑛太郎
- 発売日: 2014/01/10
- メディア: Kindle版
どうやって対応したらいいかわからない人は、こちらの本を参考にしてみてください。